人材育成の最前線をいち早く掴む、ATD 2018国際会議の開催間近となりました!
ウィルソン・ラーニング HRD事業本部の浅井が今年もATDの模様をお届けします。
2018年5月6日~9日、米カリフォルニア州サンディエゴにて人材・組織開発を専門とした非営利団体の主催する世界最大級の国際会議・展示会が開催されます。年に1回組織開発、人材開発、リーダー育成等の学識者やプロフェッショナルが集結し、人材育成業界の最先端トレンドや動向をいち早く掴むことのできる国際会議です。ここから得られる情報の豊富さや有用さは世界各国でも注目されており、他国からの参加者も年々増えています。
今年のハイライト
いよいよ開催のATD2018、注目は?
今年は団体の設立75周年という大きな節目の年にあたります。
基調講演に、オバマ前大統領をはじめとした世界を動かすスピーカー3名を迎える国際会議。会議ではATDの75年の歴史を感じることのできる展示、 会期の数日中に同時に行われるワークショップ・セッションは14分野300以上も予定されています。 一つひとつの講演は参加者にとって“持ち帰りやすい質量感”と、節目の年にふさわしい選りすぐりのトピックおよび講演ラインナップで厳選され、 いっそうの盛り上がりが期待されます。
企業展示会場には、これからの組織・人材戦略、人や組織課題の解決を図る多彩な企業が400以上集結予定です。
出展・講演決定!ウィルソン・ラーニングの2講演・展示のお知らせ
今年ウィルソン・ラーニングは、講演ならびに出展をいたします。
今年の講演は、変化の絶えない今の時代に立ち向かうためには欠かすことのできない2つのトピックについて、人材育成専門雑誌Training Magazine等での雑誌掲載や世界各国・地域等での講演スピーカー依頼の声が高いウィルソン・ラーニングのグローバルエグゼクティブ2名と共にお届けしてまいります。
講演1~多彩な価値観・社会環境を配慮し行動できる「エシカルリーダー」の育成~
“Developing Ethical Leaders from the Ground Up”
Session TU52EXD | Tuesday, May 8 | 1-2 pm | Room 24B
「エシカルリーダー」という言葉を聞いたことありますか?
「エシカル」とは、人や社会、環境に配慮していることを意味します。 近年相次ぐ、組織的違反や不祥事発覚。不祥事はビジネスに多額の損失、築いてきた信頼に深刻な亀裂をもたらします。こうした不祥事の多くで、原因究明の焦点として組織上層部が大きく取り上げられがちです。 人材・組織開発の観点からは、このような問題を防ぐためには、組織の末端から全体にエシカルリーダーのマインドセットを根づかせること、社員一人ひとりがエシカルリーダーとなり、お互いが「この人と働きたい」と惹かれ合う、信念をもったリーダーを増やすことが重要と考えます。 ビジネスシナジーが盛んな今の時代、組織は強固な事業戦略、組織体制、仕組みだけでは成功しません。成功を呼び込むためには、信念を貫き、不当な状況に対してブレずに行動できる、誠実で豊かな気質を持つリーダー育成を通じて組織全体を鍛える計画策定することが重要となります。
- リーダーシップ開発に重要な「リーダーの性質」と「エシック」
- レベル別に必要なリーダーの性質の体系化
- 自社に必要なリーダーシップ性質の開発計画策定or立案の実践体験
国や地域、文化をまたぐような多様性のある環境で活躍の期待されるグローバルリーダーの育成にも非常に関連性が深いトピックです。
講演のポイントを映像でいち早くご紹介!
Developing Ethical Leaders from the Ground Up
- 講演は英語で行われます。
講演2~変革のエネルギーを操る鍵:「レジリエンス」とは?~
“Resilience:The Key to Refocusing Energy in Times of Change”
Session TU53EXD | Tuesday, May 8 | 3-4 pm | Room 24B
逆境に耐え抜く力や、回復力、”折れない”姿をあらわす「レジリエンス」(resilience)。
ビジネス現場では、社員一人ひとりがビジネスや組織の変化や逆境を柔軟に受け止め、ポジティブなチャンスとして変換し前進していける力とも言えます。 この講演では、いかに一つの「変化」が人々のエネルギーにどのような影響をあたえ、さらには組織全体のエネルギーの焦点が散漫してしまう高リスク状態に置かれるかを説明します。
また、組織のパフォーマンス向上のため、しなやかで決して折れない柔軟な強さを組織的・戦略的に育てる方法をご紹介いたします。
- 変革期の人のエネルギーの焦点、そして変化に対して人がどう受け取っているか社員のストレスやモチベーション増減のサインを知る
- 変革期において、社員一人ひとりがレジリエンスを発揮するためのフレームワーク
- 変化に強い組織開発計画策定or立案の実践体験
講演のポイントを映像でいち早くご紹介!
Resilience: The Key to Refocusing Energy in Times of Change
- ※講演は英語で行われます。
ウィルソン・ラーニング ATDブース情報
企業展示会場のブース(#1010)では、弊社コンサルタントや弊社ATD講演者が、みなさまの質問や組織の戦略実現の課題についてのご相談に直接お答えいたします。日本語でのご案内も可能ですので、お気軽にお越しください。
Exhibit Hall – 1010
ATD 2018年国際会議専用サイト(Wilson Learning ブース情報)
今年もATD2018速報連載します!
昨年度に続き、今年もウィルソン・ラーニング米国支社駐在の浅井がATD国際会議の様子を現地よりお届けいたします。この発信を通じて、みなさまにATDをより身近に感じてもらえればと思います。
■ レポート
浅井 綾子
ウィルソン・ラーニング ワールドワイド株式会社
プログラム開発担当(米国駐在)
米国ミシガン州立大学コミュニケーション学部卒、同大学院修了。異文化コミュニケーション、医療・公衆衛生分野を対象としたヘルス・コミュニケーションを中心に研究。在米日本語補習授業校 初等部教師、日系医薬品開発業務受託機関(CRO)での勤務(クオリティマネジメント、メディカルライティング)を経て、2015年ウィルソン・ラーニング ワールドワイド株式会社に入社。2017年5月より同社米国支社に駐在。
2018ATDレポート
【ATD2018】基調講演2日目~“Reskilling”するために重要なキーワードと考え方~
【ATD2018】オバマ前大統領から学ぶ!ATD75周年特別基調講演
【ATD2018】プレカンファレンス~人材開発分野でのキャリアアップ講座
【ATD2018】国際会議まもなく開催です!
2017ATDレポート
ATD最終日!5/24参加講演報告 「ATDから見えてくる最新の『脳科学』、『働き方』が人事のあり方を変える理由」
5/23参加講演報告 「組織変革にもっとも重要なこととは?」
5/22参加講演報告 「ATDから見る人材育成のトレンドは?」
5/21講演報告「L&D Best Practices: 5 Approaches to Be More Strategic」
What is ATD 2017