選ばれる理由を公開します。5年連続受講者満足度No.1! インストラクター育成・支援プログラム

2022年2月8日

世界約50カ国で事業を展開するウィルソン・ラーニングでは、長年にわたり公開講座を実施しています。
公開講座は、おひとりから受講できるという利点はもちろん、ふだんは一緒に学ぶ機会のないさまざまな業種・業態の方々と同じ時間を共有することで、思いもよらない視点や気づきを得られることも大きな特徴のひとつです。

本シリーズでは、毎年特に評価の高い講座の「選ばれる理由」について、研修運営責任者の鈴木とのインタビュー形式でご紹介していきます(不定期)。

受講者満足5年連続No.1のインストラクター育成・支援プログラム「T3」
~学習効果を最大にするプロフェッショナルインストラクションスキル~

今回はウィルソン・ラーニングのインストラクター育成・支援プログラム『T3 プロフェッショナル インストラクター』が受講者満足度No.1である理由を解き明かしていきたいと思います。鈴木さん、よろしくお願いします。

鈴木: よろしくお願いします。

さっそくですが、『T3 プロフェッショナル インストラクター』について、どのようなコースか教えてください。

鈴木: ひとことで言うと、研修の講師/ファシリテーター/インストラクター(以下、「講師」と統一)を養成するコースです。
業界問わず、どの企業でも新入社員研修や実務研修、階層別研修などの企業内研修を実施しています。それら企業内研修の効果を左右する、とても重要な要素のひとつが「実際に研修を進める講師」というのはみなさんご存じの通りですが、当コースはその講師のスキルを強化するプログラムです。

受講者満足度が5年連続NO.1ということですが、どのような方が受講しているのでしょうか。

鈴木: 社内で実際に研修を実施している、または、これから社内研修を担当する予定の方など、人事・人材育成の部門の方や所属事業部内の研修担当者が多い印象ですね。年齢は20代の方から50代以上の方まで幅広い年齢層のみなさまにご参加いただいています。
『すでに研修講師として何度も受講者の前に立っているが、これまで正式に学んだことがないので今一度自身の講師としてのスキルを確認・強化したい』『今回社内異動で研修部門に新たに配属になり、今度講師として教壇に立つことになったため、講師としての立ち振る舞いを一から学びたい』といった参加動機をよく伺います。

コースの特徴を教えてください。

鈴木: 『T3 プロフェッショナル インストラクター』の一番の特徴は、インストラクションスキルの基礎となる考え方から立ち振る舞い、研修コースの進め方、講師としての信条まで、ひと通り研修講師として知っておくべきことや必要なスキルを実践的に学べる点です。
現在担当している、またはこれから担当する予定の研修資材を事前に用意いただき、コース内演習の題材として使うなど、実際に行う研修のデリバリー品質向上に直結するようにデザインされています。内容も、ビデオ撮影をしながら実演し、参加者間で相互フィードバックを行うなど、とても実践的です。

一般的に企業内研修とは、私どもウィルソン・ラーニングのような人材育成をお手伝いしている社外リソースを活用し、外部から講師を招いて実施する「外部研修」と、それぞれ企業独自の実務研修のような、社内リソースで実施する「社内研修」の2パターンがあります。
近年のコスト削減の影響などによって、企業内研修の内製化傾向は増えており、実際私どものお取引先でも自社社員による研修を実施していきたいというお話をよく伺います。
その場合、該当分野の実務に精通している人材やその業務の優績者が社内講師としてアサインされるケースが多いのですが、みなさんご承知のとおり、実務優績者が必ずしも講師に適しているわけではありません。当初想定したような研修効果が出せていないことも多いのです。

当コースは、私どもがこれまで多くのお客さまのお手伝いをしてきた経験・ノウハウをもとに、前述のとおり研修講師としての知識、スキル、考え方はもちろん、研修効果を高めるために必要な「受講者視点」での学習環境の準備や参加者の学習意欲を高める手法、研修運営に関することまでお伝えします。

長年選ばれている理由はどのような点にあるとお考えですか? これまでのアンケート結果から評価の高い点を教えてください。

鈴木: 「講師としての心構えから研修運営まで学べて実践的だった」「講師・参加者双方の心理を学ぶことができ、これまで無意識に行っていたことが整理できた」「ビデオ撮影によって自分自身を客観的に見ることができ、自身の強み・弱みがよくわかった」などの声をよくいただきます。
それらもご評価いただいている点だと思いますが、私が感じている一番の理由は、受講によってご自身の研修インストラクションに自信が持てるようになることだと思います。
当コースは3日間という(今どき数少ない)長めの研修ですが、3日間を通じて、さまざまな業界・業態の参加者が同じ目標に向かって一緒にアドバイスし合いながら切磋琢磨することで、最終日には自信をもってインストラクションできるイメージが持てるようになります。

近年、新型コロナウィルスの影響によってオンライン研修の需要も高まっています。このプログラムはオンライン研修においても役に立ちますか?

鈴木: はい。テレワーク勤務の急激な拡大によって、私どももこれまで実施していた多くの集合研修をオンライン研修に変更せざるを得ない状況となりましたが、急遽オンラインに切り替えた研修でも一定の成果が出せたのは当コースで学んだことがベースにあったから、ということは言えると思います。

ただ、「集合(オフライン)研修」と「オンライン研修」では物理的な環境の違いもあり、『どちらでも実現できること』(左図1の領域)もあれば、オンライン研修では『できないこと』(左図2の領域)、『できること(ならではのこと)』(左図3の領域)がそれぞれあります。
オンライン研修の成功は、①「オンラインの特性をしっかりと理解」し、②「オンラインでの実施に最適化するよう設計」し、③「スキルが十全に発揮できるよう準備」を進められるかにかかっています。
そのため、私どもでは、当『T3 プロフェッショナル インストラクター』コースの他に、オンライン研修を実施するために必要な要素をお伝えする『T4 オンライン研修技法』というコースをご用意しています。
よろしければ、『T4 オンライン研修技法』の内容もぜひご覧ください。詳しい内容はこちらから

■公開講座のお申し込み

プロフェッショナル インストラクター(集合研修)

著者プロフィール

鈴木 俊一


ウィルソン・ラーニングの研修運営責任者。
コロナ禍による混迷期にオンライン/オフライン交えての新しい研修のカタチをお客さまとともに模索してきた経験を武器に、ウィルソン・ラーニングで実施されるさまざまなスタイルでの研修実施を支える。