交渉学会入会のお知らせ

2017年11月27日

ウィルソン・ラーニング 日本交渉学会 入会のお知らせ

2017年6月、ウィルソン・ラーニングは日本学術会議協力学術研究団体 日本交渉学会に、民間企業としての参画が認められました。
2016年10月の弊社交渉術プログラム「ハーバード流交渉術(NTY)」のバージョンアップに際して、学術研究団体との連携を深め、「交渉」に関する多種多様な情報や知見を収集・発展を通じ、自社ソリューションの持続的な発展と、私たちの提供できる価値をより広く社会に還元することを目指した新たな取り組みとなります。

今回は日本交渉学会に関して、そして弊社における交渉の考え方をご紹介いたします。

日本学術会議協力学術研究団体 日本交渉学会とは?

日本学術会議協力学術研究団体 日本交渉学会は、日本の交渉力向上に貢献できる場の必要性を推奨した元駐日米国大使でハーバード大学名誉教授であった故エドウィン O.ライシャワー博士らからの建言により設立した学術団体です。
25年以上にわたり、日本での「交渉学」の拡大・浸透に尽力している団体であり、また日本学術会議の認定団体で最古の歴史がある学会です。

◆ 日本交渉学会 ホームページ: http://www.jisn.jp/index.html

【活動内容】(日本交渉学会 公式ウェブサイトより)
◆ 交渉に関する出版物(学会誌、情報誌、書籍など)の発行、研究活動の後援、各種会合で講演
◆ 海外研究機関、交渉学の研究および啓蒙、総会・シンポジウムなどの開催などの国際交流

ウィルソン・ラーニングと交渉学について

「交渉」と聞くと、何か特殊な場面で必要な、テクニカルなスキルというイメージがあるかもしれません。

しかし、よく考えてみると、仕事の納期やシフト、作業内容を調整するのも交渉。
家族と休日をどう過ごすか話し合うのも交渉。
規模に大小はあるかもしれませんが、日常で起こるやりとりの多くは「交渉」で、私たちにとって目指すゴールを実現させるために欠かせないものです。

仕事を進める上でも取引先や上司とはもちろん、さまざまな相手と議論や意見の調整の場面に直面します。
そのような時に、立場や利害の違いから、相手とは考えが一致せず悩んだことのある人は多いのではないでしょうか。
時には衝突してその後の関係に支障をきたしてしまうこともあるでしょう。

交渉力とは、そのような違いを乗り越えて、さらに強い信頼関係を作るために、欠かせないコミュニケーション力のひとつと私たちは考えます。
どのような交渉の場面においても忘れてはならないのは、それが「相手との価値創造の可能性を広げる場である」と考えることです。

NTY(ハーバード流交渉術) 開発の背景

ウィルソン・ラーニングは、交渉術の世界的権威であるウィリアム・ユーリー博士と共同開発した交渉術のプログラムを世界的に提供しています。ウィリアム・ユーリーは、交渉から合意までの過程の理論と実践方法を研究するリサーチセンターであるハーバード大学交渉学研究所(Harvard Program on Negotiation、PON)の共同創設者であり、グローバルネゴシエーションプロジェクト(Global Negotiation Project)を担当しています。


ユーリー博士は交渉のコンサルタントとして、企業のM&A、労使交渉に加え、中東の紛争解決に努めてきました。彼の書籍「ハーバード流交渉術(原題:Getting to Yes:Negotiation Agreement Without Giving In」は20言語以上の交渉術の古典として知られています。

ウィルソン・ラーニングはユーリー博士と共同開発したプログラム「ハーバード流交渉術(NTY)」の提供を1985年から始めました。その後も約30年間、ユーリー博士とプログラムの強化・改訂を重ね、両者の思想であるWin-Winの結果を導く交渉術がより世界の多くの人にとって身近なものになるよう努めてまいりました。
交渉術の中でも由緒あるユーリー博士の提言する「原則立脚型交渉」を主軸に置く、交渉に必要な知識やスキルを効果的に学べるプログラムになっています。

WLW&ユーリー共同開発プログラム 「ハーバード流交渉術(NTY)」

プログラム共同開発者の紹介

William L. Ury(ウィリアム・ユーリー)

ハーバード大学交渉学研究所(Program on Negotiation; PON) 共同創設者

ハーバード大学における交渉から意思決定までの理論と実践を研究するリサーチセンターの共同創設者。
交渉学の権威として30年以上にわたって世界を代表する実業界のリーダー、政府外交高官などの交渉人を指導・育成。
著書「ハーバード流交渉術(原題:Getting to Yes」は20言語以上に翻訳され、交渉術の古典として世界的なベストセラーを記録している。
1985年、ウィルソン・ラーニングとユーリー氏の著書を元にした交渉術プログラムを共同開発。以降、現在までプログラム監修を務め、両者の思想であるWin-Winの結果を導くことのできるプログラムを世界各国で展開。


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