「ハラスメント行為の当事者ほど『自分は問題ない』と思っている」
「研修は実施しているものの、行動の変化につながらない」
多くの組織で、このような声が聞かれます。
ハラスメントに関する知識はすでに広く共有されている一方で、自分自身の問題として捉えにくく、「自分は大丈夫」という無意識の思い込みが、行動変容を妨げているケースが少なくありません。
従来型の事例紹介や注意喚起中心の研修では、理解は深まっても当事者意識が育ちにくく、結果として研修が形骸化してしまうことがあります。
本プログラムは、こうした課題に対し、個人別のリスク診断を起点とした“自分ごと化”に焦点を当てています。自身のハラスメントリスクや、その背景にある価値観・感情傾向・職場環境を客観的に見つめることで、なぜ自分がそのような行動を取りやすいのかを理解し、行動の見直しへとつなげていきます。
プログラムの焦点:何を修得するか?
パワハラ・セクハラ・マタハラを含む複数のリスク領域について、事前アセスメントにより一人ひとりの「ハラスメントを起こしてしまう」傾向を可視化します。診断結果は個人別レポートとして提供され、注意度(リスク)だけでなく、その背景要因まで明らかになります。
参加者は、自身の診断結果を通じて、
• 自分の中に潜むリスク
• 感情や価値観のクセ
• 職場環境との関係性
を理解し、ハラスメントが生じるメカニズムを構造的に捉えられるようになります。
単に「してはいけないこと」を学ぶのではなく、自分のあり方や日常の関わり方を見直し、予防的な行動を主体的に選択できる状態になることが、本プログラムの到達点です。
プログラムの方法論:どのように修得するか?
本プログラムでは、事前アセスメントによる自己理解を起点に、対話と振り返りを通じて気づきを深め、具体的な行動変容へとつなげていきます。
まず、Webアセスメントにより個人別診断レポートを作成します。研修ではそのレポートを起点に、自身の結果を読み解きながら内省を深めていきます。個人ワークを通じて自己理解を進め、さらにグループ対話によって他者の視点に触れることで、気づきを立体化していきます。
そのうえで、ハラスメントが起こる背景構造やトリガーを理解し、コミュニケーションの観点も取り入れながら、各自が具体的な行動変容プランを策定します。
この一連のプロセスにより、参加者は「分かった」から「変える」へと踏み出し、さらに職場で実践可能な行動に落とし込んでいきます。
また、組織の課題に応じて、ケーススタディ、グレーゾーンの扱い、アンコンシャスバイアスなどを組み合わせたカスタマイズも可能です。
キーワード
プログラムの構成
| 標準開催期間 | : | 2〜3時間〜半日(目的に応じて設計) | |
| 形態 | : | 個人ワーク、グループ対話、クラス討議を中心とした集合研修 | |
| 教材 | : | 個人別診断レポート、スライド、テキスト | |
| 参加対象者 | : | 管理職・リーダー層、一般社員(階層別設計可) |
期待される効果
- 自身のハラスメントリスクを客観的に理解し、当事者意識が高まる
- 感情や価値観の傾向に気づき、より適切な関わり方を選択できるようになる
- 具体的な行動変容プランを通じて、職場での予防行動が定着する
- 個人の意識変革とあわせて、組織全体の健全なコミュニケーションが促進される