どのような職種であれ、ビジネスマナーが必要とされないことはありません。そして、ビジネスマナーは単なる「すべきこと」の集まりでは ありません。社会で働く上で、円滑に業務を遂行するためのスキルの一つです。
「相手は何を求めているのか」「どのような言動が相手に対して好印象を与えることができるのか」を相手の立場に立って考え、行動する ことがマナーの本質です。相手の立場に立って行動することで、仕事を一緒にしていくパートナーとして、信頼してもらえるようになります。 本プログラムでは「相手の立場に立つ」体験を通じて、マナーを理解し、実践できるようになることを目標としています。
プログラムの焦点:何を修得するか?
ビジネスマナーの基本は、常に「相手の立場に立つ」ということです。
マナー研修では、ともすれば「こうすべき」とマナーの境界を示し、あとはひたすらその「見せ方」を訓練するものになりがちです。しかし、実際 に配属されてから求められるのは、TPOに応じて適切に対応する能力です。
本プログラムでは、ビジネスマナーを「相手と信頼関係を作るために必要不可欠なもの」と位置づけ、相手の立場に立った「マナー」を学び、 実践できるようロールプレイを積み重ねてスキルを身につけていきます。
扱うマナーは、身だしなみ、挨拶、電話応対、名刺交換、会議室でのマナーから、ビジネスeメール、議事録などまで、新入社員として一通り 押さえておきたい内容を扱っています。
プログラムの方法論:どのように修得するか?
「BM:ビジネスマナー」は、配属前の新入社員に「顧客志向」、「相手の立場でものを見る」ことを体験させるために、実際の現場でのシーンの ビデオを使い、「どうすべきか」の前に、「その時に相手はどう思うか」を感じ、考えさせます。
そして、「納得しながら身につける」ことに重点を置いて、ディスカッション、インストラクターの体験談、ロールプレイを通して学習します。
Discovery | ビデオ学習・ディスカッション:ビジネスマナーの必要性を感じる・考える | ||
Know | インストラクターの講義・テキスト:TPOにあったルールと応対の方法を知る | ||
Show | ビデオ学習・インストラクターの例示・テキスト:具体的に「どうすればよいか」を観察する | ||
Do | ロールプレイ:さまざまな状況を想定して、実際にじぶんで「やってみる」 | ||
Feedback | インストラクター・他の参加者からのコメント:マナー・スキルを客観的に振り返り、改善する |
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プログラムの構成
標準開催期間 | : | 1日間 | |
形態 | : | 20名以下の少人数によるセミナー(最大:30名まで) | |
教材 | : | ビデオ、スライド、テキスト | |
参加対象者 | : | 新入社員、ビジネスマナーを体系的に学びたい方 |
期待される効果
- TPOに応じた最適な言動を、自ら考え、行動しようとする姿勢が醸成される
- 義務的ではなく、「相手の立場」を理解して、適切な言動がとれるようになる
- 社会人として求められる基本的なスキルを理解し、配属に対する不安が解消される
- 新入社員があらかじめ、基本的なスキルを理解した状態で配属されることで、OJTリーダーの指導負荷の軽減につながる
ウィルソン・ラーニング ワールドワイド株式会社
ウィルソン・ラーニング ワールドワイド株式会社は、人材・組織開発の分野で、グローバル2000、フォーチュン500、各国の新興企業などを対象にコンサルティング・サービスを提供しています。常に社会の変化や市場のニーズを敏感に捉え、いち早くそれらに対応すべく、グローバルでより最適なサービスを提供できる体制を作り上げてきました。これまで世界50か国(30言語)でリーダーシップやマネジメント、営業力強化のプログラムを提供し、人材と組織の開発に関するお手伝いをしています。